ボリビア日本人移住地サンフアン:盆踊り Japanese Settler community in Bolivia, San Juan: Bon Dance
展示会が終わり、夜からは盆踊りが開催されました。
盆踊りは、一年で移住地の人口密度がいちばん高くなるイベントです。最近は離れた町から盆踊りを見に来るボリビア人も多いそうです。
サンフアン学園のグラウンドにできた会場の中心には立派な櫓が建てられ、その周りを屋台が囲みます。飾られた提灯はとても幻想的です。そんな中で、私が一番びっくりしたのは、浴衣を着ている人の数。日本から持参した安物の浴衣を恥ずかしく感じるほど、みなさん素敵な浴衣を身にまとっていました。それも日系人だけでなく、たくさんのボリビア人も浴衣を着ていました。盆踊り会場の隣のある公民館では、浴衣の着付けを無料でしてくれます。浴衣を借りることもできます。浴衣は盆踊りの華。浴衣を着て行きやすい環境があるのはとてもいいことだなと感じました。
屋台では、焼きそば、焼き鳥、うどん、ぜんざい、かき氷など売られていました。私達は和菓子を販売しました。サンフアンに住む日系人の和菓子屋さんから仕入れたものです。どらやき、羊羹巻、酒まん、ヨモギもちなどなど、値段は少し高めなのですが、みごと完売しました。
盆踊りの曲目も豊富で、東京音頭、八木節、調和音頭、炭坑節、そしてサンファン音頭!!このサンフアン音頭は、昔からあったサンフアン小唄を60周年にちなみ音頭調に仕立てたものです。移住地で作詞作曲したもので、演奏や歌も移住地の方々が行い受け継がれてきました。サンフアン音頭は振り付けもかわいらしく、私も大好きな踊りです!