ボリビア日本人移住地サンフアン:展示会 Japanes Settler community San Juan in Bolivia: Exhibition Day
8月の第4土曜日には、サンフアン日本ボリビア協会主催の展示会と盆踊りがありました。
展示会では、サンフアンの農産物や加工食品、福祉施設の利用者やサンフアン学園の生徒の作品などが展示されます。
サンフアンの大きな産業といえば、養鶏です。たくさんの養鶏家がきれいな鶏卵を出展していました。また、野菜は種類が豊富です。白菜はもちろん、キュウリやナスも丸い大きな形のものだけでなく、日本で見慣れた細長い形のものもあります。生産が難しいので数は少ないですが、ごぼうや山芋もたまに八百屋さんに卸しているそうです。他にもノニやパッションフルーツなど日本にない果物がたくさん出展されていました。
加工食品は、味噌、豆腐、厚揚げ、梅酒、日本酒などがありました。サンフアンの味噌や豆腐はとてもおいしいです!日本のスーパーにある一般的なもの程なめらかではありませんが、その手作りらしい味と食感がとてもおいしく、安心させてくれます。
夕方からは展示されていたものの販売会です。たくさんの人がバーゲンセールの時のようにレジに並んでいました。レジの前に並んでいたボリビア人の女性が、酢とも麹とも思える中身の瓶を抱えていたので、何を買うの?と聞いてみたら、わからない、と答えました。瓶を見てみると「甘酒」と書いてありました。甘いお米のお酒だよ、と説明するととても嬉しそうにしていました。ボリビア人も日本の未知なる食文化に興味津々のようです。
福祉施設の利用者の作品は、くるみ絵、草木染、切り絵など繊細な作品が多くならんでいました。学園の生徒は、図工の時間に作った家の模型や、リサイクルランプ(ランプ台に空き瓶やペットボトルを使用したもの)、リサイクル鉛筆立て(トイレットペーパーの芯、アイスの棒)、絵などを展示しました。