子どもたちの目に涙?そのわけは? Tears in children’s eyes? Why?
ブラジル インダイアツーバのMARIOです。前回からだいぶあいてしまって、申し訳ございません。
冬の記事から一気に夏の記事へ。
真夏の暑さでへこたれるかと思いきや、今年の夏は去年ほど暑くない・・・あれっ?
去年の夏は11月くらいから「暑い、暑い」と言ってましたが、今年は意外と涼しく過ごせています。
朝晩は羽織るものが必要なくらいです。まだまだ夏は続くので、これから暑くなっていくのか?
今回は私の町のことではないのですが、ブラジルにもこういうセミナーがあるということを知っていただきたく、以下に書きます。
ということで、今回は1月中旬に行われた『ふれあいセミナー』について書きます。
そもそも、『ふれあいセミナー』とは?
ブラジル日本語センター主催で、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、ボリビアの日本語を勉強している子どもたちが一堂に会して、3泊4日のお泊り会をするというものです。
今回の内容は以下の通りです。
1日目
開会式、アイスブレーク、フォークダンス、歌の練習(後で説明)、ワークショップ(今年はマンガを書いてみよう)
2日目
憩の園(いこいのその)見学(後で説明)、ミニ運動会
3日目
リベルダーデ見学、寸劇の発表(後で説明)、シュハスコ(バーベキュー)、キャンドルサービス
4日目
3日間の総まとめ、日本語での感想発表、閉会式
といった感じで、子どもたちにとっては盛りだくさんの内容となっています。
ところで、1日目の「歌の練習」とはなんぞや?ということなのですが、毎年2日目にどこかの施設を訪問する企画があります。今年は憩の園(サンパウロ近郊にある老人ホーム)を予定していて、そこで子どもたちから歌の披露があるので、その歌の練習を1日目にしたということです。みんな歌が上手で、聞いている方は感動しました(涙)。
また、2日目の「憩の園」については私が説明するより、ぜひホームページをご覧になってください。日系社会の歴史が分かりますよ!
最後、3日目の「寸劇の発表」ですが、これはグループに分かれて、グループリーダーを基に子どもたちで考えて、発表するものです。まず、1日目にグループが発表されて、活動の合間を縫って、グループごとに、劇の内容決め、役割、小道具づくりなどを行います。準備する時間がそれほどないにもかかわらず、どのグループもすべて日本語で素晴らしい劇を発表していました。みなさんにお見せしたいのですがお見せできないのがとても残念なくらい、その内容には一緒にいる大人たちが驚かせられます。
私は2年連続、手伝いとして『ふれあいセミナー』に参加しましたが、毎回子どもたちの元気さと健気さにウルウルします。
そして、初日、人見知りで知っている子としか話さない子どもたちですが、3日目のキャンドルサービスになると、多くの子どもたちの目に涙が。
ここでできた友達と別れるのがつらい、もっと一緒にいたいという思いの表れだと思います。子どもたちにとって、それだけ内容の濃い4日間だったということです。
こうやって友達を作っていくんだと改めて実感しました。
ここで出会った友達と一緒の付き合いになることを願っています☆
日本語学校という一つの地域の、学校だけでは体験できないことを、体験させてくれる『ふれあいセミナー』。今後も南米の子どもたちをつなぐ大きな役割を果たしていくに違いないと思います。