UNDOKAI ブラジルに取り入れられる日本文化 UNDOKAI, sport festival Internalized Japanese culture in Brazil
Boa tarde! (ボア タルジ) こんにちは!Gunです。
8月26日(土)に、私の配属先であるエコス学園で初めてのUNDOKAIが行われました。ブラジルの中で日系団体の関わりが強い所は、昔からUNDOKAIが行われているところもあります。しかし、私の学校では教師も子どもも、ほとんどの人が初めての体験でした。今回は、日本の文化を知るとともに、親子の絆、地域とのつながりを深める目的で行われました。
種目は、50m走、障害走、綱引き、玉入れなど日本と同じようなもので、初めて体験する競争に子どもも大人も大興奮でした。また、屋台では「お弁当」「おにぎり」「やきそば」などを販売し、日本食も楽しみました。
私は、子どもたちにSORANBUSHI(南中ソーラン)を教え、発表しました。
衣装を着た子どもたちは、本番直前には緊張していた様子でしたが、踊り終えると充実感たっぷりの笑顔で記念撮影に答えていました。嬉しいことに、子どもたちは日本の音楽、踊りに興味をもち、UNDOKAIが終わった後も練習したいと言ってきます。
また、今回の運動会は地域の日系団体のつながりを深める大きな役割も担っていました。日系野球チームによる野球体験会、盆踊りグループ、太鼓グループによる発表、空手団体の参加、お弁当作りに協力した日系人が多く所属する教会。様々な日系団体が参加することで、お互いのことを再認識できたと思います。
私の住んでいる街には、多くの日系人が住んでいます。しかし、街が大きく成長することで、お互いに助け合う必要がなくなり、現地ブラジル人の生活に溶け込むようになりました。これは決して悪いことではありませんが、日系団体が3つにわかれ、今ではあまり関わりがないと1年前に聞いたときは残念な思いでした。
今回のUNDOKAIを通して、薄れてきた関係が少しでもつながれたことをうれしく思います。そして、これからもこのような企画を通して、日系団体のつながりが深まるような活動、また日本文化に興味をもつブラジル人が少しでも増えるような活動をしていきたいと思います。
最初のUNDOKAIは、多くの人が来年も続くことを願いながら、無事に終えることができました。