日系人が集まる楽園、パライーゾ。 Paradise, where Japanese Brazilian gather
Boa tarde .みなさん、こんにちは、Gunです。
先日、私が住む街の日系団体の1つである「パライーゾ」に行き、盆踊りに参加してきました。
「パライーゾ」は、ポルトガル語で「天国・楽園」という意味です。まさにここは日系人たちの楽園と言わんばかりに、この日は多くの日系人が集まっていました。
会館の中にはやぐら建てられ、その上では太鼓をたたく人、その下では音楽に合わせて多くの人が踊っていました。非日系人の方が踊りを覚えようと、日系人の方から教えてもらっている姿も見えました。主に日系人のご年配の方々が中心となって、企画、食品の調理・販売などをされているようです。
この街に1年近く住んでいましたが、こんなにも日系人の方々が集まる行事に参加したのは初めてです。また、今までお会いすることのできなかった1世の方々が多くいらっしゃり、移住したときの貴重なお話を聞くことができました。
Nさんは、鹿児島県出身で1960年代に神戸港からでた船でブラジルに来たそうです。きっかけは、知り合いのおじさんが船舶関係の仕事をしていて、ブラジルに何回が来たことがあり、当時の日本の生活に比べれば良い生活を得られるという話を聞いたからでした。単身で渡航する許可が得られなかったため、ブラジルに移住した知り合いに親族だということで呼び寄せとしてブラジルに移りました。移住後は、主に電気部品関係の仕事に就き、仕事をする中でその実績が認められ、様々な役職についたそうです。退職後は、この街に住み、今は仲間たちとカラオケを楽しむことが趣味だということです。
パライーゾは今年で60周年を迎える歴史ある団体です。以前までは、日本人・日系人しか参加しなった行事も少しずつ現地のブラジル人が参加するようになったそうです。今回は参加者のほとんど日系人の方で、多くの方と日本語で会話をしたので、写真でもおわかりのようにまるで日本にいるかのような感覚でした。