YACKTOBERFEST!ヤキトーバーフェスト! in ORION
Bom dia(ボン ディア) 、おはようございます、Gunです。10月になりましたね。10月といえばOktoberfestがありますが、こちらではYACKTOBERFEST → ヤキトーバーフェスト → ヤキソーバーフェスト、つまり焼きそば祭りがありました。
今回は、こんな素晴らしいお祭りがあった市内の日系団体の1つ、ORION(オリオン)について紹介します。
この団体、オリオンは1956年に創設され、現在では約100名ほどの会員がいるそうです。組合の運営は、1家族の親戚関係の人たちが中心となって行っており、特に「青年会」と呼ばれる若手の14~30歳ぐらいまでの人たちが行事運営などに精を出しています。この団体は板張りのしっかりした体育館を所有しており、週に数回バトミントンを行っているそうです。
今回は、このオリオンが関わった「アニメフェスタ」と「ヤキソバ&ビンゴ大会」に参加してきました。
まず、「アニメフェスタ」では、コスプレやアニメ、ゲームなどのお店が立ち並び、多くの非日系の若者が集まっていました。日系団体のイベントなので日系人が多く集まるのかと思いきや、そうではないようです。中には、手作りのコスプレ衣装でお気に入りのキャラクターを表現している人や、K‐POPなどのダンスを踊っている人がいました。今回のイベントでは他のイベント会社からの依頼で場所の提供をしているそうです。その中で、オリオンの方たちは、ヤキソバやオベントウの販売を行っていました。多くの来場者で、中は非常に混雑していましたが、オリオンの人たちが案内、誘導し、無事にイベントが終了しました。
また、もう一つの「ヤキソバ&ビンゴ大会」は、アニメフェスタとは異なり、多くの日系人が集まり、1世の方たちもいらっしゃっていました。前売り券の段階で20レアル(1レアル=約35円)のチケットが約500枚も売れたそうです。当日券の販売も考えると、ここからも多くの人が集まるイベントだということがわかります。ビンゴは、計10回も行われ、各回では約5名ほどが商品をもらえます。1回終わるごとに、次のビンゴの用紙が販売され(2~3レアル)、この時に青年部の若者たちが声を張り上げ、テーブル席の間を売り歩いていました。ブラジル人はとにかくビンゴが大好きです。このイベントで得た収益は、団体の活動資金にしていくそうです。また、ここでは多くのデカセギ戻りの方たちとお話することができ、日本とブラジルの生活習慣の違いなどを話題に話が盛り上がりました。
※デカセギ・・・1990年の入国管理法の改正に伴い、多くの日系人がブラジルから日本に働きに出かけたこと。
この二つのイベントに参加してみて気付いたことは、青年部の存在です。前回、パライーゾを訪れたときは「盆踊り」ということもあったのかもしれませんが、そこには若い方の姿はあまりありません。しかし、オリオンでは青年部の方たちが食事を運んだり、チケットを売ったり積極的に活動している様子が見られました。今後の日系団体の存続、日本文化の継承を考えて行くと若者の存在は非常に大切です。彼らが日系団体についてどう感じているのか、日本文化について興味をもっているのか今後インタビューしてみたいと思います。