ブラジル・サンジョゼドスカンポス市:ラテンアメリカの宇宙・航空技術の中心地 The city of São José dos Campos, Brasil: the centre of aerospace technology in Latin America
みなさん、はじめまして。私は、サンパウロ市とリオデジャネイロ市の間にあるサンジョゼドスカンポス市で日本文化・日本語を教える活動しているGunです。私の配属先は現地の私立小学校で、生徒数360名のうち日系人は60名ほど在籍しています。
ここサンジョゼドスカンポス市は宇宙・航空技術に関する研究所や大学があり、世界的に有名な航空機製造メーカーのエンブラエル社の拠点があります。そのため、ラテンアメリカの中で最も重要な工業・研究の中心地のひとつとされています。わたしの知り合いで、今年この会社から技術協力者として日本に行った人がいました。
人口は約69万人の都市で、日系人は約1万人住んでいるそうです。町には、移民100周年を記念した鳥居が建っていたり、
昔「カネボウ化粧品」の工場があった地域にはたくさんの日系人の方々が住んでいたりします。今ではその工場はなくなってしまいましたが、その付近では道の名前が「Rua Saitama」(ポルトガル語では、フア サイタマと読みます。フア=道)だったり、「Rua Shizuko Ida」というのもあります。鳥居がある公園の掃除は、市内の日系人の方々が定期的に集まり行っているそうです。
ブラジルに来て、早1年が経ちました。様々な文化が混ざり合うブラジル、その魅力をこれから少しでも多く伝えられたらと思います。