ブラジル、パラナ太鼓フェスティバル Parana Taiko Festival (‘Festival Paranaense de Taiko’)
11月15日、こちらパラナ州の小さな町で、第11回パラナ太鼓フェスティバルが開かれました。
パラナ中から14の太鼓グループが集まり、それぞれの発表を行いました。
和太鼓ブームは2008年のブラジル移民100周年記念で最高潮に達し、その後も日系社会で続けられています。
私のいる日本人会でも、日本語学校には通っていなくても、太鼓には入っている子どもも多くいます。
日本人会によっては、日系の子じゃないと太鼓部に入れないという決まりもあるそうですが、こちらの日本人会では特に日系にこだわらず、非日系の子たちも参加しています。
太鼓フェスティバルに参加した14グループのうち、完全非日系のグループがありました。
ある地域の貧民街の子どもたちを集めて、太鼓を教え始め、遂にはフェスティバルに参加するほどのグループになったのだとか。
数多くの優れたグループが参加する中、お世辞にも上手だとは言えませんが、太鼓をたたける喜び、意欲ではどこにも引けを取らない発表でした。
日本人が伝え、日系人が受け継いだ太鼓が、ブラジル社会にも貢献しているんだなぁ……と実際見て感じられた太鼓フェスティバルでした。