忘年会 ‘Bounen-Kai’ (Year-end party) in Brazil
早くも師走。
パラナ州の小さな町の日本人会では忘年会が行われた。
「忘年会」と聞くと、12月のある夜にみんなで集まって飲む、というイメージが強いのは私だけではないはずだが、ここの忘年会は、少し違う。
まず、昼間に開催される。場所は、日本人会の会館。料理は各家庭からの持ち寄り。
そして、合唱あり、太鼓あり、
更には盆踊りあり、
という、クリスマスとお正月とお盆がいっぺんに来たかのような、楽しいこと盛り沢山の大イベント。
この日のために、日本語学校の折り紙クラスは9月半ばから飾り作りを始めた。ちなみに、一枚目の写真の手前の花が、折り紙クラスによる作品である。
日本であまり折り紙などしなかった私だが、こちらに来て、せっせと花や飾りを作っている。日系のお母さん方に教わりながら……。
Diegoの記事にもあったが、外国に出てから、日本人である私たちが日本文化を学ぶ機会は意外に多い。
盆踊りにしても同様である。日本で盆踊りなど、ほとんどしたことがなかったが、こちらに来てから、一体何時間踊ったことだろう。
何度近隣の町の盆踊りに婦人会の皆さんと行ったことだろう。
日本文化を伝えるために来たはずの私だが、教わることの方がよほど多いと感じる日々である。