外の世界を見ることは内を見ること、自分を知ること Seeing outer world to see inner that, to know myself
語学学校には世界中から老若男女問わずさまざまな人が英語を学びにやってくる。言語や何かを学ぶのに遅すぎたりすることはない。英語を学びに留学する目的も人それぞれである。大学で学位をとるため、仕事を辞めて自分のスキルアップのために、言語や文化に興味にあるから、他国に移住して働くためである。
アイルランドを含め自分とは違う文化や言語を持つ人と交流することは、新しい価値観を知ると同時に自分の考え方や価値観を知ることだと思う。当たり前のことなのだが、自分はやっぱり日本人で、自分は自分なのである。外の世界を見ようと、知ろうとするほど、自分は日本人として日本で生まれ育った考え方やアイデンティティを持っていることを強く自覚するようになった。そしてこのアイルランドで異文化交流をしていると、自分を通して、日本や日本人を見ることができていると思う。
世界にはさまざまな考え方がある。時間や仕事、結婚、男女平等など、小さなことから大きいことまで、十人いれば十人分の意見がある。そんなとき他の国の人の意見を頭から自分とは違うと否定せず、理解して受け入れていく姿勢が大事だと、私はアイルランドで学んだ。これからすこしづつアイルランドで学んだことを書いていこうと思う。