おしぼり Wet wipe
日本では外食時、どんなもので手を拭くか。おしぼりだろう。それも温かいおしぼりか冷たいのか選べる日本のサービス業はすごい!
しかし、全く同じ日本人の血を受け継いでいる人でも「んーおしぼりか……」と感じている人がいる。
先日、日系入植地の村で行われた行事中、興味深いことに気づいた。
おしぼりが不評で、小さい使い捨てのナプキンばかり使うのである。
なんと勿体無い!と思うが、まぁ何度も使うのが汚いと考えるのもわかる。ということで、ある人が新しいおしぼりを持っていったが、断られた。
理由は、濡れたものでは手を拭いている感じがしない!ということ。もちろん受け答えは全て流暢な日本語で交わされていた。
混合している文化。食文化は特にキレイに混ざり合い、相乗効果を成しているとおもっていたが、思わぬところに違いがあった。価値や美的感覚は家庭で養われているのか継承されていても、清潔感は土地で養われるのだろうか……。