北パラナ日本語学校生徒交流会 Encontro da escola japonesa do norte do Panará, Brasil; Exchange event of children studying at Japanese schools in Panará, Brasil
6月14日、日曜日。
ブラジル、パラナ州の田舎町で、「北パラナ日本語学校生徒交流会」が行われました。
近隣の町(といっても、100km以上離れた町も普通にありますが…。ちなみに。ブラジルの「100km」は、日本で言う「10km」感覚だと思われます)6校から、90名くらいの日本語学校生徒集まり、日本語を使って遊んだり、他の町からの生徒と友達になったりして、一日を過ごしました。
地元開催ということで、張り切って準備を進めていましたが、開会式にて「開会宣言」をするにも、生徒全員集合したり。最初から大盛り上がり。
午前中はグループ作りやアイスブレーキング、グループ対抗ゲームをし、午後は宝探しや工作、合唱をしました。
工作では、フェルトで巻き寿司作りに挑戦。
合唱の曲目は、「花は咲く」と「ふるさと」。
6月は18日が海外移住の日で、1908年に日本からの移住者を乗せた船が、サントスに入港したことで知られています。
ということで、こちら、ブラジルでは、6月は「移民月間」のようなもので、式典があちこちで開催されます。
パラナ州は、今年で入植100周年でもあり、式典が各地で行われているようです。来週は、移民史料館のある、近隣の町で式典があり、各校の日本語学校の生徒たちは、そこで「花は咲く」と「ふるさと」を歌うことになっています。今日はその予行演習として、みんなで歌ってみました。
普段の生活では日本語など使わず、ポルトガル語だけで生活している、日系3世から5世の、可愛らしくも憎たらしくも、やっぱり可愛くて仕方ない生徒たちです。こうして真剣に日本語で歌っている姿を見ると、毎回じーんときます。
“Sensei, não sei falar nihongo…” (「先生、私、日本語話せないよ)」といつも言っている子どもたちですが、日本語で歌うとき、日本語の文を読むとき、なんだかいい顔をします(気のせい?)。その度に、「あぁ、この子たちは、本当に日本語が好きなんだな」と嬉しくなります。
私が一緒にいられるのは、あと2週間弱となりましたが、最後まで、くだらないことをしつつも、少しでも日本語の言葉を、彼らの頭や心に残せたら良いな、と思います。