ボリビア日本人移住地サンフアン:敬老祝賀会 Japanese Settler community in Bolivia, San Juan: Annual celebration to show respect for the aged
日系人が約750人暮らしているサンフアン。今年で70歳を越えるご長寿の方は合わせて103人となりました。
サンフアンのご高齢者はとにかくお元気。70歳を越えていてもゲートボールやパークゴルフを楽しまれ、ご自宅では畑仕事や家事と毎日お忙しそうです。また70歳からは寿会というクラブへの参加が可能となり、寿会での遠足やレクリエーション大会などを楽しまれているようです。
お元気ですね、と言うと長年畑仕事をしてますからね、と誇らしげに話されます。その度にさすがアマゾンを開拓した方々だと圧倒されます。また、サンフアンの方々の要介護度は極めて低いそうです。それは日々の畑仕事や、生活においても現状に留まらず常に暮らしやすさの改善策を考えていらっしゃる姿からも容易に納得できます。
9月15日に行われた敬老祝賀会は、サンフアン日本ボリビア協会主催のもので、たくさんの70歳以上の方が出席しました。祝賀会では、病院、デイサービス、サンフアン学園の生徒、日本舞踊の会、コーラス部の出し物と、豪華なお弁当でお祝いしました。
毎年、敬老祝賀会にあわせ文集が作られます。寿会の方々のシルバー川柳、短歌、寄稿文、そして、寿会におじいちゃん、おばあちゃんを持つ子供たちの詩、作文などが寄稿されます。
寿会の方々の寄稿文を読んでいると、移住当時のご苦労された話や笑い話、またいろいろな国名やいろいろな事業に関わられた話が出てきて、移住してきた方々は大きな志を持って来られたのだなぁと感じます。こんなドラマチックな文集、なかなか読めません!