ブラジルで日本語を学ぶ Learning Japanese language in Brazil
3月に入って、ようやく新学期が始まりました。
私が活動しているブラジルの日本語学校では、約120名の学生が勉強しています。日系が約20%、非日系ブラジル人の生徒が約80%です。日系の生徒といっても、今は家庭で日本語を話している、という生徒は少なく、非日系の生徒と同様に、あいさつやひらがなから日本語を勉強します。
授業は毎回、「起立、気をつけ、礼、着席」の日本式の挨拶から始まります。授業前はガヤガヤしている教室も、挨拶をするとシャンとした雰囲気になります。
クラス写真
授業では漢字や文法を勉強することがほとんどですが、時々日本の音楽を使った歌詞の並べ替えゲームや、書道などの活動も取り入れています。
漢字の練習 歌詞の並べ替えゲーム
教室を一歩出れば、日本語を話す機会の少ない生徒たちに、できるだけ日本語を話し、聞く機会を持ってほしいので、学校にいる間はできる限り日本語で接しています。
2年前、ここへ着たばかりの頃、
「だめだよ、先生はポルトガル語がわかんないんだから、日本語で話さなきゃ」
「え、でも、○○って日本語で何て言うの?」
「うーん。わかんない。もう勉強したと思うんだけど…」
と言っていた生徒たちが、今では上達した日本語で話してくれるときが何よりうれしいです。
これからもずっと日本語の勉強を続けてほしいと思っています。