南米最大の日本語図書館 The biggest library of Japanese books in South America
南米で最大の日本語で書かれた書籍を持つ図書館がある。
ここブラジルのコロニアピニャールには、南米で最も日本語書籍のある図書館がある。敷地内にはいると、そこに記されているのは「青年図書館」。
本棚に陳列されている本の数は7万冊以上。さらに陳列されていない図書が数えられないほど…いずれも日本語の中古図書である。
子供向けの絵本から漫画、小説から雑誌、さらには図鑑や歴史資料をまとめた本まで様々な本が揃えてある。
また、そのほとんどが漫画であるため、公式名は青年図書館だが、別名「マンガ図書館」とも呼ばれている。ドラゴンボール、リングにかけろ、らんま、ろくでなしブルースなど一昔前の漫画が勢ぞろいしている。
毎週土曜日の14時から17時まで開館している。そこでは受付には日本語学校の生徒(15,16歳)がアルバイトとして働いている。
利用者は村に住む日本語話者の方がほとんどだが、なかにはサンパウロや日本本国など、遠方から訪ねてくる人もいる。
なんといっても「南米最大」と「7万冊」という宣伝文句は日系社会において強烈なインパクトを持っているのだろう。
ユーカリ林を抜けた先にある図書館。車も滅多に通らない静かな村で、図書にのめり込むには最適な場所である。