エチオピアの食べ物 Ethiopian food
エチオピアの主食は、「インジェラ」と呼ばれるものです。こんな感じです。
(これは結婚式用に大量に用意された時のもの。)
インジェラは、「テフ」というイネ科の穀物を発酵させ、クレープのように焼いたものです。
テフの実っている風景です。
収穫したテフをふるいにかけているところ。
インジェラの味ですが、発酵しているため、酸味があります。焼き立てはそんなに酸っぱくないのですが、週に2,3回まとめて焼いて保存するため、だんだんと酸っぱくなっていきます。
このインジェラを大きなお皿に広げ、その上に、「ワット」と呼ばれる具をのせて食べます。
ワットの種類はお肉系、野菜系、豆系など色々ありますが、家庭で一番よく食べられているのが、この「シロワット」と呼ばれるもの。
「シロ」という豆の粉を油で溶いて、唐辛子と塩少々で味付けしたものです。他に玉ねぎとにんにくのみじん切りが入っています。
食べ方は、写真のように、手でインジェラをちぎり、インジェラでワットを包む方式です。
エチオピアの人たちはインジェラが大好きで、みんな気軽に「イニブラ(一緒に食べよう)!」と言ってくれます。大変ありがたいお誘いなのですが、独特の酸味により、私は「おいしいね」と本気で言えるようになるまで、かなりの期間を要しました。