コーヒーセレモニー Coffee ceremony in Ethiopia
エチオピアはコーヒー発祥の地で、普段からコーヒーをよく飲みます。
また、「コーヒーセレモニー」というものがあり、家に遊びに行った時や、オフィスなどでも、よくコーヒーセレモニーが催されます。
「セレモニー」と言っても日本の茶道のような格式ばったものではなく、各家庭に必ずあるコーヒーセットでコーヒーを淹れてくれるだけなのですが、出てくるまでに約2時間かかる手間を考えたら、確かに「セレモニー」と呼ぶのがふさわしいかもしれません。
手順ですが、まず、生の豆を洗います。
次に、洗った豆を炒ります。
程よく色づいたら、写真のような器具で潰します。
さらに、潰した豆を熱湯で煮立たせます。
(下の写真右奥がコーヒーを煮出す専用のポットです)
その間に、ポップコーンを配ったり、乳香で煙と香りをサービスしたりしてくれます。
コーヒーが煮立ったら、かなり小さめのカップに入れてくれます。
砂糖(しかもたっぷり)を入れる人がほとんどですが、塩入りのコーヒーの場合もあります。
インジェラと同じく、コーヒーもよく「イニタタ(一緒に飲もう)!」と言ってくれます。エチオピアで飲むコーヒーは日本の薄いコーヒーと違ってとてもおいしくて、日本ではコーヒーを飲めなかった人でも、エチオピアでコーヒー好きになったという人もたくさんいます。