<番外編> カンポグランジで癒される Healed in Campo Grande
地域によって細かい差異はあるものの、ここブラジルでは概ね12月と1月が夏休みとなる。
学期中は慌ただしくて外に出る余裕などないので、休みに入った瞬間ここぞとばかりに各地を旅行している。
先日景勝地ボニートに行く途中で、マットグロッソドスウ州の州都カンポグランジに立ち寄った。
ここはサンパウロ、パラナに次いで日系人の多い街で、なかでも沖縄からの移住者が大部分を占める。
中央市場の「ソバリア(Sobaria)」で供される沖縄そばは、なんと市の無形文化財にまで指定されているという。
日本にいるときは毎日のようにラーメン屋に通いつめ、ブラジルに来て以来恒常的に麺類に飢えていた私、このカンポグランジ訪問が沖縄そば目当てだったことは言うまでもない。
美 味 い!!
スープまで存分に堪能したあと私はしみじみ考えた。
赴任地がここでなくてよかった。
もしここに住めば、間違いなく毎日通わずにはおられないであろう。
そうなると、我がダイエットへの決意も早々に霧散してしまうことは火を見るより明らかであるからだ。