ウェールズと「しいたけ」
「イギリス」と日本語では口にでてしまうが、「イギリス」出身の人は自分のことを「ブリティッシュ」というように「ブリテン島の人」であるというのが正しいようだ。大ブリテン島と地図にかかれている島には、北から「スコットランド」「イングランド」「ウェールズ」という歴史や文化の違う、自治政府のある「国々」が存在する。おまけに、ブリテン島のお隣の、「北アイルランド」も、連合王国(United Kingdom= U.k.)には含まれている。
さて、前置きが長くなったが、そのブリテン島のウェールズには私の大の親友がいる。2012年夏、イギリス応用言語学会に研究発表に行った時に、ウェールズ語で教育をしている小学校を訪ねる機会があった。その晩は、友人宅に泊めてもらい、一緒に夕食の買い出しに行ったのだが、コンビニのような小さいスーパーで、この写真の、塩漬けの「Shiitake=しいたけ」の文字が目に入ってきた。
ウェールズ語と英語の二言語表記に興奮し、写真をとったまではよかったが、先を急いでいたので買いそびれてしまった。デリカテッセン風に売られ、積み上げられていたので、買う人もいるのだろう。どんな料理に使われるのか。今でも気になっている。