アイスランドの多様化。アイスランドに滞在するリトアニア人 Ethnic diversity in Iceland, Lithuanian diaspora in Iceland.
今回はこの3ヶ月に在住しているアイスランドの多様性について報告したいと思います。アイスランドはリトアニア人が2番目に大きい少数民族であることで有名です。
人口32万人が住む、北海道より大きい北欧の島国で、アイスランドは元々ヨーロッパの一番単一民族の国だったのです。しかし、最近は色々な民族の割合が増加するにつれ、その国の多様性が明らかになっています。
しかも、少数民族の割合は6.56%で、小さい国の中では大きいとはいえないのですが、その少数民族の中で一番人口の多いのはポーランド人(2.83%)とリトアニア人(0.49%)なのです。
アイスランド政府の公式の統計によりますと、2013年に滞在するリトアニア人の人口は1589人で、1254人は大レイキャヴィーク(首都地域)に在住しているそうです。コミュニティは小さくないので、アイスランドに滞在するリトアニア人の積極的な組織も設立されているそうです。
7月6日(リトアニアの建国記念日)になると、リトアニア人のコミュニティがレイキャビクに集まり、リトアニアの国歌を歌うイベントが行われています。(7月6日に国歌を歌うと言うイベントは世界中で行っています)。
アイスランドに滞在するリトアニア人はどんな人々でしょう。
60歳以上のリトアニア人はあまりいなさそうですが、若い世代も、中年世代に入っている人もいると思います。リトアニア人がアイスランドの移民となる傾向は15年-10年前だったので、一般的なアイスランドに生まれたリトアニア系のアイスランド人は20歳以下であると思います。私には12年前にアイスランドに移住をした知り合いもいます。彼はリトアニアで生まれ育ち、12年前に家族とともにアイスランドに移民することにしました。その結果、アイスランドでの中高学校を卒業し、大学に入学しました。今ではアイスランド国籍を持っています。