国際基督教大学ジェンダー研究センター(1) 学生のコミュニケーションスペース Center for Gender Studies, International Christian University (1) Communication Space for students
こんにちは。2015年度まで、このLive Multilinguallyプロジェクトでアシスタントを務めていたMihoです。
これから数回、私の職場でもありこのLive Multilingually Websiteからもリンクしている、国際基督教大学ジェンダー研究センター(Center for Gender Stuties)、略してCGS、について紹介してゆきたいと思います。
CGSは国際基督教大学内に2004年に「ジェンダー・セクシュアリティに関心のある人たちのコミュニケーションスペース」として開設されました。それまでも、国内の大学にはジェンダー・女性学関連の研究所はあったものの、大学の一研究センターとして、学生や研究者を学術的な面から支える活動だけでなく、同時にコミュニケーションの場でもあるというCGSのあり方は、当時としても新しかったのではないかと思います。
CGSでは、来室者が自由にお茶や軽食をとりながら交流できるよう、電気ポットや電子レンジ、食器を備えたスペースを設けています。図書を閲覧したり、調べ物のために来る人もいますし、仲間とおしゃべりするために来る人もいます。サークルの打ち合わせや、小さなイベントに利用することもできます。利用は学内だけではなく外にも開かれており、学外からゲストを招いてワークショップを開いたり、読書会や勉強会も開かれています。CGSは、Live Multilinguallyホームからリンクに飛べますが、CGSウェブサイトもフェイスブックページも持っていますので最新のイベントはこちらから確認ください。
学内外の人々が自由に交流することができる「場」として、人々のつながりや新しいアイデアを生み出す。これがCGSのコミュニケーションスペースとしてのあり方となっていると思います。
では、なぜCGSがジェンダー・セクシュアリティに関心のある人たちのコミュニケーションスペースとして創られることになったのでしょうか。それにはCGSを創立した田中かず子先生(元ICU教授)の経験をお話ししたいと思います。
(私は先生のことを「かず子先生」とお呼びしているので、以後、その表記とさせていただきます。)