エチオピア暦 Ethiopian calendar
2014年1月1日、日本は新年を迎えました。
しかし、この日はエチオピアでは2006年4月23日であって、ごく普通の日です。
解説します。
まず「2006年」から。これは、エチオピア暦の2006年という意味で、西暦2014年が日本では平成26年であるのと同じような感覚です。エチオピア暦の年は西暦とかなり近いので混乱しがちですが。
次に「4月23日」について。これは、毎年エチオピアの新年が日本で言うところの9月11日に始まるためです。2001年にアメリカ同時多発テロが起こった時には、ツインタワーで働くエチオピア人がみんな休暇を取っていたために最初エチオピア人が疑いをかけられたそうですが、実は新年のためにお休みを取っていただけなのでした。
写真はエチオピア暦2006年(日本の2013年9月11日)の始まりを祝うプリントです。
エチオピア暦は、インターナショナルな書類などを出すにはかなりややこしいですが、エチオピアでは、特に断りのない限り、年月日ともにエチオピア暦を使っているので、住んでいればそのうちに慣れてきます。最近では、西暦とエチオピア暦が両方書いてあるカレンダーなどもあります。
ただ、エチオピアの1か月は毎月30日までしかなく、1年の最後に「13月」という月が5日間ほどあります。エチオピア暦しか知らない人に、日本では1か月は31日あったり、時には28日しかないということを理解してもらうのは、私には結局最後まで無理でした。