ネパールブログ(6)ネパールの暦とたくさんのお正月Nepal Blog(5) Nepalese calender and numerous new year celebration
今年の4月13日に、心から尊敬しているネパールのおじさんから、
「ネパールのしんねん2072ねん おめでとうございます」
というお年賀メールが届きました。2072年とは、何のことでしょう。
ネパールでは、西暦のほかにヴィクラム暦が公式な暦として使われています。日本でいう和暦のような感覚です。ネパールで使われているカレンダーには、デヴァナガリー文字の数字で書かれたヴィクラム暦と西暦が併記してあるものも多くあります。そして2015年4月13日にヴィクラム歴の2072年が始まったというわけです。
しかし、ネパールではたくさんの民族がそれぞれ多様な文化・風習に基づいて暮らしています。そのため、お正月もこの一つではありません。
例えば、チベット系の民族にとっての新年は「ロサール」といって、西暦でいうと1~3月ごろにあたりますが、ロサールも一つではないのです!私のブワとアマはシェルパ族ですが、シェルパ族の新年は「ギャルポロサール」、タマン族の新年は「ソナムロサール」、グルン族の新年は「タムロサール」と言うそうです。それぞれ日にちも違います。
2月にブワと話していた時に、こんなことがありました。
ブワ: Numa、今度はいつネパールに来る?
私: 12月に来たい!
ブワ: ・・・・・12月は、何か月後だっけ?
“西暦が当たり前”ではない、ということがよくわかりますね。