韓国調査こぼれ話(1) ミョンドンで食べたタイ焼き
11月16日の土曜日に、私は韓国のソウル特別市の中心、観光地のミョンドン(明洞)にいた。
バスの停留所に降り立ったときに、目があってしまったのがこのタイ焼き。「おお、これが韓国のタイ焼きなのか」と大騒ぎをする私に呆れ顔の韓国人の友達。何はともあれ、さっそく、あつあつをほおばる。ぱりぱりの皮に、あまりあまくないあんこ。皮に米粉を使っているからちょっとおせんべみたいな食感でしょうと友達。食感と味もいいけれど、なにより見た目がかわいい。これはことばがわからなくても、タイ焼きだとわかるなあと、ブラジルのisoさんがこのウェブのブログでブラジルのどら焼きについて書いていたことを思い出す。
それにしても、去年はそれほど目立たなかったのに、今年は韓国についてから次々に目に飛び込んでくるのが「回転ずし」「うどんや」「居酒屋」「お好み焼き」の看板。日本から入ってきた食べ物が、韓国風にアレンジされているものもある。それと同じ流れでこのタイ焼きも日本から入ってきたのだろうか。歩き始めると、今度は、「ミョンドンコロッケ」に人だかり。
友達によると、東日本大震災以降、日本にいた韓国・在日の人たちが韓国に戻ってきて、ビジネスとして日本食を広め始めたという。ついてすぐに行ってみた、ホテルの近くのデパートの「デパ地下」のフードコードもかなり日本に近い雰囲気だったし、売っている食べ物もお寿司、お好み焼き、おにぎりが韓国料理と並んでいたのだった。