ブラジルでワールドカップ! その① The World Cup in Brazil ! Vol.1
いよいよ6月12日から始まる!……はずのワールドカップ。
ところがそんな雰囲気など全くなく、いつもと変わらない落ち着いた雰囲気の我が町。
スーパーの応援グッズ売り場だけは充実してきたけれど…。
そもそも、我が日本語学校にはサッカー好きの生徒があまりいない。
ブラジル人=サッカー好きというのは単なるイメージにすぎないことを実感する。
ブラジルの試合の日は、バスが休日時刻になる、セントロ(街の中心街)は熱狂的なサッカーファンと酔っ払いで危険地帯と化す……など、様々な憶測が飛び交っている。
そんな中、日本語学校の先生たちが何よりおびえているのは「バスのストライキ」だ。
私が住んでいる町では、最近バスのストライキが頻発している。
ストの理由は、ワールドカップや政府に対する不満だったり、給料アップだったり、様々だけど、電車もなく、車を持たない市民にとっては唯一の交通手段。
ストが起こると、先生も生徒も学校に来られないため、学校は休校になる。
一部では、ワールドカップが終わるまでストが続くとの噂もあり、今学期のカリキュラムが終わるかどうか不安に駆られつつ、ニュースのチェックが欠かせない毎日を過ごしている。
ストライキの日のバスターミナル。バスが1台もない……。