サン・ジョゼの日(果物の約束) Dia de São José (Promessa das Frutas) Day of Saint Joseph (Promise of Fruits)
毎週木曜日は日本人会の会館で懇親のための昼食会が開かれている。
とはいえ、最近は事務所の方たちと、教師、日本人会の方数名といった静かな昼食も少なくない。
今日は特に少なく、たったの5人というアットホーム具合。
その昼食会で話題になったのは、3月19日サン・ジョゼの日の風習について。
その名は、(プロメッサ・ダス・フルッタス=果物の約束)という。
まず、小さな紙を50枚ほど用意し、一枚にひとつずつ、以下の果物の名前を書き込む。
49種類のブラジルに存在する果物である。
Abacate (アボカド)、Abacaxi(パイナップル)、Abiu (アビウ)、Açaí(アサイー)、Acerola(アセロラ)、Ameixa(すもも)、Amêndoa(アーモンド)、Amora(クランベリー)、Banana(バナナ)。Cajá(カジャー)、Caju (カシュー)、Caqui(柿)、Carambola(スターフルーツ)、Cereja(さくらんぼ)、Ciriguela(シリゲラ)、Coco(ココナッツ) 、Cupuaçu(クプアス)、Damasco(あんず)、Figo(いちじく)、Framboesa(ラズベリー)、Fruta-pão(パンノキ)、Goiaba (グァバ)、Graviola (トゲバンレイシ)、Guaraná(ガラナ)、Jabuticaba(ジャボチカバ)、Jaca(ジャックフルーツ)、Jambo(フトモモ)、Kiwi(キウイ)、Laranja(オレンジ)、Lichia(ライチ) 、Limão(レモン)Maçã(りんご)、Mamão(パパイヤ)、Manga(マンゴー)、Maracujá(パッションフルーツ)、Melancia(すいか)、Melão(メロン)、Morango(いちご)、Nectarina(ネクタリン)、Pequi(ペキ)、Pera(梨)、Pêssego(桃)、Pinha(バンレイシ)、Pitanga(ピタンガ)、Romã(ザクロ)、Tâmara(タマラ)、Tamarindo(タマリンド)、Tangerina(みかん)、Uva(ぶどう)
さすが果物の豊富な国、といった様子。二年住んでいて今日初めて聞いた名前もあった。
そして、それを一人一枚、お願い事をしながら引く。
その紙に書いてあった果物を、次の3月19日が来るまで1年間、口にしてはいけない。
ジュースや、チョコレートに入っていてもだめである。
一年その果物を食べずに過ごせたら、願い事がかなうという。
ちなみに私が引いたのは、キウイ。
日本でも食べられる果物・・・・。
写真は、ブラジルの人気ワイドショーで、有名司会者が果物のくじを引いているところ。
テレビスタッフのいたずらで、彼女の好きなマンゴーのくじだけが入った箱を渡されていたらしい。かわいそうに。