世界一乾燥した地:アタカマ砂漠
お久しぶりです、greenです。
この夏は(南半球では冬)去年と同様チリのサンティアゴに住んでいる家族に会いに行きました(去年サンティアゴについて書いた記事もあるのでよかったら読んでください)。2ヶ月程滞在しました。その間に私は家族と一緒に、今回はチリで有名な観光地のアタカマ砂漠に行ってきました。
アタカマ砂漠はチリの北に位置し、ペルーとボリビアの国境にあります。世界一乾燥した地と呼ばれています。この砂漠は2つの山脈に囲まれているため、「雨蔭」という現象が起き、雨が降りにくくなるからです。サンティアゴから飛行機で2時間程のカラマという町に行き、そこから車で1時間程のサン・ペドロ・デ・アタカマという標高2400mの村に向かいました。多くのホステル、レストラン、お土産屋さん、事前に予約をしていなくてもツアーに連れて行ってくれるツアー会社などが多くあります。
村の写真を撮り忘れてしまったのですが、家族が写ってしまっていますが、ホステルの雰囲気がわかる写真があったので載せてみます。
まず最初に向かったのは、「月の谷」。月の表面によく似ているということで有名な場所です。「スペース・オデッセイ」などの映画の月や土星のシーンの撮影にアタカマ砂漠がよく使われるほど似ているんです。
次に向かったのは「3人のマリア」と呼ばれている岩の集まり。右側にあるのはひざまずいているマリア、真ん中にある縦長の岩は、イエス様を抱っこしているマリア、そしてその下にある三角形の小さな石が元々3人目のマリアがいた場所なのですが、観光客が一緒に写真を撮ろうとして崩してしまったそうです。
夕方は月の谷が夕焼けに染まるシーンが見える場所に向かって日が沈むのを待ちました。
二日目はプリタマ温泉に向かいました。ここは標高3500mの8つの温泉があって、自由に泳いだりできる人気スポットです。3時間程水に浸かったあとは軽食を取りました。
午後はセハール塩湖に向かいました。私は敏感肌で普通の海の塩水でさえ肌にしみるので入らなかったのですが、死海のように塩の濃度が高いので水面に浮くことができるそうです。
次の日は740㎢にも広がるフラメンコ国立保護区に行きました。月の谷もこの保護区の一部なのですが、この日はフラミンゴを見に行きました。写真には2羽しか写っていないですが、遠くのほうにはたくさんのフラミンゴがいました。
ホステルへ戻る途中にラマに遭遇しました。ラマは家畜なので人に慣れていて、基本的に近づいたり触ったりできます。
最終日は様々な土の種類によってできあがったカラフルな地層が特徴の「虹の谷」へ。ここではビクーニャが見れました。ビクーニャはラマと違って野生の動物なので、警戒している姿が見えます。
最後に原住民が岩に刻み込んだ絵が見れるスポットに。よーく見ると人やラマが見えます。砂漠にはいないはずのサルも描かれたりして、アマゾンの人々と交流があったことがわかる貴重な証拠です。
ここ数年間家族とはずっとヨーロッパの街を観光する落ち着いた旅ばかりだったので、今回はとても新鮮な経験でした。母と妹は今回のようなアドベンチャー系のアクティビティーは苦手なようでしたが、私は大好きなラテンの新たな一面を見ることができてとても楽しかったです。